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アジアンカフェをよろしく!

旅の夢をみよう いつかその場所を訪れるまでは  /  旅はヒーローになれる! 初めての街にはその舞台が用意されている。
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12日目 2018年12月17日 ガントク シリグリ バグドグラ

SNTバススタンドで

 7:00、MGマールグで開いている店はなかった。だからカフェも開いていなかった。

 メインライン・デオーラリ・タクシー・スタンドから乗合ジープに乗るか、SNTバススタンドからバスで行くかのどちらかである。前者からは最低24本、後者からは13:30までに8本の運行本数がある。

 SNTバススタンドに向かった。窮屈なジープよりバスでゆっくり行くことにした。

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 ガントクからシリグリまでは124㎞。バス料金150ルピーは安い。チケットに記載されていたのはバスのナンバープレートの番号だった。[SK01B0578]のナンバープレートのバスを探した。

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 チケットの出発時刻は7:15となっていたが、チケット窓口の横の時刻表には掲載されていなかった。

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ガントクからシリグリまで

 SIKKIM NATIONALISED TRANSPORTバス/ガントク 7:15 → シリグリ 12:00頃

 バスは国道31A号を南下しながら、徐々に高度を下げた。

 途中、多くの中学生を乗せた。

 シングタムからはTeesta川が並走してきた。

 ガントクを出てから2時間ほど走ったところで休憩となった。立ち寄った食堂はTeesta川沿いにあった。

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 ランポを通過した。バスはここでシッキム州から西ベンガル州に入ることになる。しかしグーグルマップをよく見ると、国道31A号が西ベンガル州に入ったということで、Teesta川を挟んだ対岸はシッキム州である。しばらくの間、車窓のシッキム州を見ながら、西ベンガル州を南に走った。

 ダージリンへの道が分岐するTeesta橋が見えた。2日前(12 月15日)に渡った橋である。

 セボークはシリグリからジャイガオンに向かった8日前(12月9日)、ジャイガオンからダージリンに向かった4日前(12月13日)に通過したところである。土煙が舞い上がる土木工事区間を通ったが、集落を見ていない。

 ここまでのTeesta川は山間を流れていた。セボーク以南のTeesta川は広い河原を持つ川となる。

 Teesta川は下流でジャヌマ川に合流する。ジャヌマ川はバッドマ川と合流し、さらにダッカの東側から流れてきたメグナ川と合流し、ベンガル湾に注ぐ。

 ジャムナ川流域のタンガイル、ジャヌマ川とバッドマ川が合流するダウラディアには興味深いエリアがある。それらはバングラデシュのアンタッチャブルである。

 セボークからシリグリまでは20㎞ほどである。

 途中で渋滞になった。シリグリに近づいてきた。


シリグリからバグドグラへ

 渋滞を抜けたバスはシリグリのSNTバスステーションに到着した。シッキム方面へのバスが出ているバススタンドである。このなかにあるシッキム・ツーリズムでシッキム州へのパーミットについて尋ねたのは9日前 (12月 8日)である。

 バグドグラはつまらないだろうが、それ以上にシリグリに飽きている。シリグリで見たい場所はなかった。

 SNTバスステーションの外でオートリキシャと交渉した。

 シリグリからバグドグラ空港までは17㎞ほどである。バグドグラの中心部までは15㎞だろう。500ルピーの言い値は350ルピーになったが、それ以下にはならなかった。

 見た目と中身が一致しないのは人間だけではない。オートリキシャはボンコツだった。まったくスピードが出なかった。満身創痍のオートリキシャはヨレヨレと青息吐息で走った。

 最初はとろとろと裏道を抜けた。途中からAH2という幹線道路に入った。脇を抜ける車におびえながら走っていた。

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 途中、警察官に止められた。ドライバーは何やら話していた。あまりのボンコツさに見かねて声を掛けてきたようである。

 1.5倍ほどの時間がかかったはずである。バグドグラの中心らしきところで下ろしてもらった。


OYO14331ホテルアクアリウムにチェックイン

 幹線道路を西に歩いた。薄汚れたホテルが1軒あった。

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 さらに西に歩いた。ホテルが2軒あった。小さなバグドグラでホテルの選択肢は多くない。早く決めたほうがよさそうである。ホテルアクアリウムに泊まることにした。

 看板には[14331OYOホテルアクアリウム]の文字があった。数字[14331]の意味するところを知らないが、OYOは「オヨ・ルームズ」である。

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 シリグリにもあった。インドでたまに見かけるチェーン系のホテルである。

 ウィキペディアから抜粋しておく。

 OYOはホテルと提携して一部の部屋を借り、無料Wi-Fi、朝食、エアコン、テレビをふくむ30項目のチェックリストを独自に作成し基準を満たしているホテルにOYOブランドを与えて部屋を提供している。
 ・・・・・・・(略)・・・・・・・
 2015年7月1日-・・・・・・・・・ソフトバンク・ビジョン・ファンドと既存投資家から1億ドル調達


 この旅の4ヶ月後に次の文章が加えられた。

 2019年3月28日-ヤフーと合弁でOYO TECHNOLOGY & HOSPITALITY JAPANを設立し日本で賃貸住宅事業開始

 2019年4月4日-ソフトバンク・ ビジョン・ファンドと合弁でOYO Hotels Japan合同会社を設立し日本でホテル事業を開始


 さすがソフトバンク。

 ブッキングドットコムでチェックしてみた。シリグリとその周辺地域には81の宿泊施設が掲載されていた。そのうち33の宿泊施設がオヨ・ルームズだった。[OYO 14795 Hotel Priyanshu]、[OYO 3078 near Hong Kong Market]、[OYO 12992 Prince lodge]などである。


バグドグラを歩いた

 ホテルアクアリウムはAH2という幹線道路沿いにある。高架工事が行われていた。工事の音は響いていなかったが、車の走行に伴う土煙がひどく空気は著しく悪い。

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 空港がある以外にバグドグラには何もなさそうである。シリグリの郊外に空港を建設するとき、何もないバグドグラに白羽の矢が立ったのだろう。

 それでも幹線道路沿いにはいくつかの食堂があった。そのうちの1つでチキンとPANEER PARATHAを食べた。PANEER PARATHAはインドのパンである。パイのようである。

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 南東方向にあるバグドグラ駅に行ってみる。

 空き地があった。塀で囲われており、何かの施設の予定地かもしれない。塀の内側はゴミ捨て場になっていた。

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 集落のなかに入った。通りは舗装されていない。トタンの家が多い。この辺りが古いバグドグラの集落のようである。スラムではなく、治安が悪い感じはしない。

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バグドグラ駅で

 バグドグラ駅に着いた。

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 駅には列車が置かれていた。

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 下の1枚は料金表である。グワーハーティ、ニューデリーへの料金が掲示されていた。グワーハーティ行き、ニューデリー行きの列車があるということではない。グワーハーティはバグドグラから300㎞ほど東にあるアッサム州の街である。少し興味がある。

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 バグドグラに停車する列車は1日5本ある。5本の列車の終点はカティハル、バルルガト、マルダコート、ラドヒカプールの4ヶ所である。知っている街はない。

 5本の列車はシリグリを経由するようだ。シリグリから鉄道でバグドグラに来るという選択肢があったことになる。乗車時間は15分程度だろう。

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 もうすぐ列車がやって来る。15719列車カティハル・インターシティ・エクスプレスは15:19にバグドグラ駅に到着し、15:21に発車する。それを待ってみることにした。インターシティは主要都市間を結ぶ列車である。

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 カティハル・インターシティ・エクスプレスは5分遅れてバグドグラ駅に着いた。インド国鉄の軌間は1,676㎜である。まじかに見るインドの列車は大きく迫力がある。。

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 写真を撮ってはいけないと駅員に注意された。撮った写真を消せ、とは言われなかった。

 列車を見送ってからバグドグラ駅を出た。

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OYO14331ホテルアクアリウムにもどるまで

 来た道をもどらずに、北に歩いた。幹線道路のほうである。

 集落に厚みはなかった。幹線道路の手前と幹線道路沿いのところどころに小さな店や食堂はあった。

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 菓子を買って帰ろうとして菓子店に寄った。注文したものが皿に盛られてしまったので、食べて帰ることにした。

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