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アジアンカフェをよろしく!

旅の夢をみよう いつかその場所を訪れるまでは  /  旅はヒーローになれる! 初めての街にはその舞台が用意されている。
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女の子の好きそうなトルンで。名称を消されたエヴァンゲリオン教会。コペルニクスの生家。

29日目  2016年2月3日 グダンスク トルン

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 6:40頃、パンクな香りのする3シティホステルをチェックアウトした。ブッキング・ドットコムでは口コミ評価の高いところに(ブッキング・ドットコムの)ロゴの入った評価表のようなものを出している(宿泊施設側が勝手に出力しているのだろう)。調査員を派遣してのものではないので、ホステル評価の一面でしかない。どうして3シティホステルが8.5前後の評価を得ているのかわからない。シャワーの数は少ないし、脱衣所はないも同然である。部屋は臭い。ややガラが悪い。思ったほど悪いゲストハウスではなかったとも思っているが、それは宿泊客が少なかったからである。8.5前後の評価表を掲示してあったクラクフのエグマニホステルは評価の通りだったけれど。

 クラクフ駅のカフェや売店はまだ開いていなかった。唯一開いていたマクドナルドでコーヒー。

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 7:40発のベルリン行きの列車に乗ったと書きたいが、5分ほど遅れた。

 8:00頃にトチェフに着いた。もちろん遅れていた。

 列車は平たいポーランドを走っていた。畑はゆったりとしたうねりを見せ、ときおり林は・・と書きたいのだが、私の座った真ん中の座席だけ窓がなかった。

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 列車は15分遅れてビドゴシュチ駅に着いた。新しく大きな駅だった。トラムが走っていたので、小さな街ということはないだろう。街の中心は離れたところにあるようだった。特長のない殺風景なビルが駅周辺を形成していた。

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 駅でサンドウィッチを買って食べた。私の乗る予定の列車は9:55なのだが、駅構内でビドゴシュチ発の列車時刻表を見ていたとき、9:23発のトルン行きがあることがわかった。間に合わなくなくはなかったが、予定の列車に乗ることにした。グダンスク駅のインターシティのチケット売り場のスタッフが、列車が遅れることを想定して、ビドゴシュチ駅9:55発のチケットにしてくれたのかもしれない。

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 グダンスクからビドゴシュチまでの距離は160kmで料金は76ズウォティ。ビドゴシュチからトルンまでは51kmで7.8ズウォティである。距離は3分の1なのに、料金は10分の1になっている。ポーランドの列車の料金は、乗る列車のタイプによって大きく異なる。

 優等列車には、インターシティ・エクスプレス(国内優等列車)、インターシティ・エクスプレス・プレミアム(国内高速鉄道)、ユーロシティ(国際優等列車)がある。他にエクスプレス(特急)、急行列車、格安急行、インターレギオ(普通列車)がある。料金は列車、区間によって異なる。乗る区間のチケットを買ってみないと料金はわからない。

 ビドゴシュチを9:55分に出た列車は、ビドゴシュチ(市)の3つほどの郊外の駅に止まった。そのあとさらにいくつかの駅に止まり、10:40頃、トルンの中央駅に着いた。

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 両側に何本もの線路がある、島式ホームのようにトルン駅舎があった。駅の北口に出た。街はそこになく、あったのは殺風景な駅前だった。バス停にバスは1台も止まっておらず、人は誰もいなかった。誰かに何かを聞くというわけにはいかなかった。

 方向はわかっている。歩き始めた。

 駅前の道路を西に歩いた。Aleja JamaPawea通りが交差してきた。北に歩いていくと、橋が見えた。長い長い橋の真ん中辺りの下にヴィスワ川が流れていた。トルンはバルト海から200kmほど南にある。クラクフは500kmぐらいである。この300kmの間にヴィスワ川はかなり川幅を広げていた。

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 橋を渡り切り、Kopernika通りに入った。3つ目のDucha.Sw.を左に折れると、すぐに旧市庁舎広場に出た。ここがトルンの中心らしい。広場に面した一画にホステルフリーダムがあった。ロケーションは最高だった。チェックインはできなかったが、リュックを置かせてもらった。観光地図のコピーをもらうことができた。「地球の歩き方」のトルンの地図もコピーに失敗していた。私がコピーしてきたのは「地中の歩き方 中欧2015~2016」である。おそらくその本(号)に掲載されている地図内の道路の線は、通常濃度でのコピー対応ができないほど細い。

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 旧市庁舎広場をぐるりと歩いた。カフェはいくつもあるが、食事のできる店はほとんどななかった。SPHINXという店で、チキンのグリル(マシュルーム入り)を食べた。コーヒーがパリと同じ味だった。2杯飲んだ。

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 旧市庁舎広場は旧市街のまんなかにある。広場周辺の建物はわりと新しい感じだ。その分つまらないともいえるが、かわいい建物は多い。広場を囲む建物の一画に郵便局があった。広場周辺の建物のなかではこの郵便局の建物がやや過剰なゴツゴツさを示しており、おもしろかった。

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 旧市庁舎広場の北側の建物の一画に観光案内所があった。ホステルフリーダムでもらった観光地図もコピーで少しわかりにくいところがあったが、地図のオリジナルをもらうことができた。ずっと街を把握しやすくなった。

 広場の西北に聖マリア教会があった。外観は平凡だったが、ステンドグラスに特徴があった。縦に長くデザインが細かく、色が多彩だった。色の使い過ぎはともかく縦の長さは独特である。そういうステンドグラスが建物の上部にいくつもあった。

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 旧市街広場の東北方面にあるSzewska Pau通りを少し歩くだけでPaulinskiに入る。その通りはすぐにZaulekになり、またWysokaに名前を変える。途中でやや曲がってはいるものの、4つの通りは大きく方向を変えていない。このように、トルンの通りにはコマ切れに通り名が付いている。街は碁盤の目ではない。距離に比して通りの数は多いが、それは通りが短いからで、いくつかの通りを過ぎたからといって、多くの距離を歩いたことにはならない。地図で見れば一目瞭然なのだが、これは旧市街にだけにいえることで、旧市街の外の道路網は面積比で2分の1ぐらいになる。旧市街のなかからどこに行っても、旧市街広場にもどるのは簡単で、道が複雑なわりにわかりやすい。

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 グダンスクは男の街だった。トルンは女性的な街ではない。しかし女の子の好きそうな、かわいい街である。特に日本の女の子は好きなのではないかと思う。

 新市街広場に出た。広場中央に、平凡な教会があった。入り口の前の名称は削られていた。名称を削るというのは何かある。ぐるりと一周してみたが、入り口は他にない。教会の建物の外に名称を記したものはなかった。しかし観光案内所でもらった地図には名称が載っていた。

 Evangelical Church。

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 ティノス島(ギリシャ)にパナギア・エヴァンゲリストリア聖堂があった。Evangelionというギリシャ語由来の単語が元になっていた。キリスト教では福音という意味である。福音=よい知らせ。イエス・キリストによってもたらされた人類の救いと神の国に関する喜ばしい知らせ。トルンのEvangelical Churchも同じだろう。

 “エヴァンゲリオン教会”と日本語に訳してみたい。

 教会の外観は新しいだけで何の特徴もない。なぜ名称を削ったのだろう。なかに入りたい。入り口にはどこかの家に入るようなドアボタンがあった。押してみた。ピンポンとは鳴らなかった。反応はなかった。

 近くには聖ヤコブ教会があった。こちらのほうは新しくはなかった。ヤコブという名前も「新世紀エヴァンゲリオン」には登場したと思う。

 Browarna通りと曲がりくねったPiernikarska通りを歩いてドイツ騎士団城跡に行ってみた。廃墟で、なかに入ってみようという気がしなかった。

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 Pzedzamcze通りとSzeroka通りを歩き旧市街広場にもどった。狭いトルンでは、あっという間に旧市街広場にもどってしまう。

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 Zeglarska通りからコペル二カ通りを歩いて、コペルニクスの生家に行ってみた。入場料が無料になっていた。一定の期間、他のいくつかの施設も無料のようだ。狭いと思った生家は広かった。セカンドハウスと称する場所(隣の棟)もあった。中2階、中3階のような造りの家で、上にいくつもの部屋があった。コペルニクスの出した絵葉書や使っていた家具などが展示されてあった。コペルニクスはカトリックの司祭であったらしい。その地位ゆえ、天動説に異を唱えるのはやっかいだっただろう。

 また「悪貨は良貨を駆逐する」という経済学の通説、つまり貨幣の実質価値と額面価値が異なってきた場合、低いほうの価値が流通するということに最初に気づいた人である。貨幣の展示があったりした、あまり意味はないけれど。

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 この人は単に地動説を唱えたというだけの人ではない。レオナルド・ダ・ヴィンチなどと並ぶ、万能の天才なのだ。

 肖像画から受ける印象は「ちょっと変わった人」のようである。そう思ったのは私だけかもしれない。

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 「コペルニクス的転回」というのはドイツ語らしい。「天動説→地動説」は、天文学あるいは物理学において、画期的な学説ということを通り越している。しかしそれさえも今では、歴史の1つの事象に過ぎない。それよりも「コペルニクス的転回」という言葉が残り、それが現在でも使われていることのほうに意味があるように思う。たとえありきたりの考えであっても、使える。それはコペルニクス的転回だね、といった具合に。

 火を水で消せる?
 消せるよ
 やってみなよ
 水をかければいいんだよ、ほら、こうやる
 お~消えたね 水で火を消せるんだ
 じゃあ 火で水を消してごらんよ
 無理だよ
 消せるよ
 ほらビーカーに水を入れてね 下から火で熱する
 もうちょっと待ってみな 
 待っている間、外でサッカーやってていい?
 観てなきゃダメだよ 実験だからね 観察が必要というわけ
 ・・・・・
 ほうら水が少なくなってきている
 ほんとだ
 こういうのを蒸発っていうんだ 水が消えた

 水を火で消せるとは思わなかったよね
 うん
 でも消せたね 
 ・・・・・
 発想を変えれば、思ってもいないことができる 
 こういうのを「コペルニクス的転回」って言うんだ
 ・・・・・・
 地動説は常識である。その意味でコペルニクスは古典である。しかしまあこんな具合に使えば、コペルニクスの現在的意味は出てくる。そういうふうに考えた。ここに来てよかった。

 コペルニクスの生家から徒歩1分のホテルフリーダムに行った。チェックインした。すばらしいゲストハウスだ。4人部屋の1ベッドで1泊35ズウォティ。今日は1人だと伝えられた。

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 窓際のベッドを選んだ。窓から旧市庁舎が見えた。見えるどころではない、目の前が旧市街広場と旧市庁舎と聖霊教会である。外は暗くなってきていたが、灯はうつくしかった。

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 少し休んで外に出てみた。カフェはそれなりにあるが、やはりレストランは少なかった。旧市街広場から歩いて1分ほどのところにカフェ風のPIEROGARNIAという店がった。パンケーキが中心のカフェだったが、食事のメニューはあった。ピエロギ、ギリシャ風サラダ。ピエロギの注文では5ピースではなく9ピースを選んでしまった。昼ご飯と合わせて食べ過ぎてしまった。

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 23:00頃、4人部屋に客が1人入ってきた。部屋を1人で使うわけにはいかなくなった。

 広場のどこか、市庁舎か聖霊教会かはわからない、鐘がときどき鳴っていた。
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Comment

No title
編集
Maxさん。体調はもうよくなりましたか? 無理をしないでください。

ロシアの古い町並みもきれいなのですが、共産主義時代に無味乾燥な建造物を作りすぎました。それも1つのスタイルとして確立しているはずですが、今後、どこまで残るかどうかわかりません。

ワルシャワは東欧のパリと言われています。ただエリアが狭く、そこがパリとのちがいでしょう。

チェックイン時刻前にゲストハウスに着いた場合、チェックアウト後にもどってくる場合は「リュックを置く」状態になります。

もうすぐ帰国ですが、リュックの写真を数日以内に載せます(笑)
普通の小さいリュックです。
2016年02月06日(Sat) 00:14
編集
お疲れ様です
体調が悪そうなのでコメントを控えていましたが、復活していそうなので記します
ポーランドの街並みは素敵ですね
ロシア関係とは大違いです
ところで「リュックを置いた」と言う記述が多いので、一度リュックの写真を出して欲しいです
ご検討お願いします
2016年02月05日(Fri) 20:24












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