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アジアンカフェをよろしく!

旅の夢をみよう いつかその場所を訪れるまでは  /  旅はヒーローになれる! 初めての街にはその舞台が用意されている。
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やってきてしまったワルシャワに。

1日目  2016年1月6日 羽田国際空港 ハマド国際空港 ワルシャワ

 22:00頃、羽田国際空港のカタール航空のカウンターでチェックインした。行き先はワルシャワである、とりあえず。

 冬の欧州の旅の悪条件は2つある。「ひたすら寒い」そして「(場所にもよるが)昼が短い」。ワルシャワの1月の平均最高気温が0℃、平均最低気温が-7℃ぐらい。9月のモスクワで雪が降ったこと、-20℃の寒波が襲った1月の承徳(中国)を歩いたことが、私の寒さ体験の極である。ポーランドより寒い国はもちろんあり、今回の旅でも-20℃近くになりそうである。凍った石畳で転んだとか、宿で暖房が壊れているといったことも予想される。ああいやだ。

 メリットは少しある。ホテルの部屋を確保しやすい。ホテル料金は安い。観光地の交通機関は混雑しない(だろう)。圧倒的なデメリットのなかにわずかな光は存在する。大谷翔平のような怪物投手に完封されつつあるなかで、バンドや盗塁やエラーでなんとか塁を埋めていくしかない。そういうタイプの旅になるということだ。

 視点を変えることもできる。観光なんぞ早めに切り上げて、長い夜を楽しめばよい。それができるかどうかわからないけれど。

 ワルシャワ往復の航空券は、空港利用料、手続き費用などすべて込みで63,480円。欧州線の航空料金が下がっているので最安値かどうかわからなかったが、Aさんによると格安であるということだ。

 カタール航空
 QR813便 1月6日0:15発  羽田国際空港  6:30着 ハマド国際空港
 QR259便 1月6日8:55発 ハマド国際空港 13:10着 ワルシャワ国際空港

 QR813便の出発は15分早い、0:00発に変更されていたが、機体がゲートを離れたのは0:20頃だった。

 隣に座った人がいなかったので3席分を確保できた。1、2時間のフライトで3席分を使用できてもあまり嬉しくないが、寝る必要があるフライトではラッキーである。

 QR813便は10分遅れでハマド国際空港に着いた。

 ハマド国際空港は新しい空港である。旅客便が飛ぶようになったのは2014年4月から。2014年10月17日、できたばかりのこの空港で21時間を過ごした。空港スタッフは親切だった。世界一の空港だと思っている。今回の乗り継ぎ時間は2時間25分。乗り継ぎでバタバタしなくていいし、それほど待たなくていい。ちょうどよい乗り継ぎ時間である。

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 トランスファーの保全検査を抜けた出発フロアはごった返していた。2014年はガランとしていたのに。21時間過ごすための拠点にしていたFAMILY QUIET ROOMは満席だった。この部屋のリクライニングもどきの椅子に一度腰を下ろすとみんな寝てしまう。だからなかなか空かない。

 QR259便は、発着ともに定時運行だった。

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 2本のフライトで日本映画を3本観た。

 ・ソロモンの偽証
 ・清須会議
 ・エイプリルフールズ

 どれもおもしろかった。3本連続で観ると、日本映画の特色が鮮明になってくる。いちいち感想を書かないが、日本映画は細部を丁寧に完璧に仕上げてくる。少し名前の知られた中堅俳優・女優をストーリーの要所要所にうまく配置している。だからそこでコケることはない。その安定の上に、主役・準主役の抜擢を大胆に行って思い切った冒険をしても、一定の完成度に仕上がってしまう。日本映画のよいところであるが、つまらないところでもある。どうしても箱庭的になってしまう。テーマがよくて斬新であっても、うまくまとめてしまうのだ。右中間を抜けた打球がもしかしたら変な角度でフェンスに当たり外野手が取り損ねランニング・ホームランになってしまうとか、外野の土とフェンスの間に挟まってボールが抜けなくなったといったようなことがない。せっかく観客が総立ちで転がるボールの行方をハラハラしながら追っていっても、結局、外野と内野の連携プレーで必ずランナーは2塁に留め置かれる。日本の手堅い外野守備陣は、フェンスに跳ね返ったボールの処理を誤ったケン・グリフィJrがそのあとにゆるい返球をするといったようなことはない。つまりメジャーリーグ・オールスターでのイチローのランニング・ホームランは日本では生まれない。だからランニング・ホームラン用の拍手を用意しておく必要がないわけだ、日本の観客は。わくわく感は2塁ベースまでなんだよ、日本の観客の。入り口は日本映画の話だったはずなのに、出口が野球になってしまった。

 フライトについて尋ねられたが、入国審査は問題なく通過できた。

 2、3日前、スウェーデン・デンマーク間、デンマーク・ドイツ間で入国管理が行われた。シェンゲン協定加盟国同士での入国審査である。欧州への難民急増とテロの対策を兼ねてのことなのだろう。いやな感じである。空港はコンピュータで管理をしているのでよいが、列車内での出入国の際、電子機器を出入国の管理官が持ち込んでくることは多くない。彼らは目視でチェックをする。パスポートを念入りに見るのだ。シリアへの渡航歴はないが、私のパスポートの中央辺りのページにはアフガニスタン・ビザ、パキスタン・ビザ、イラン・ビザの3点セットがある。ワルシャワの入国審査のときは、パスポートの写真のページをわざわざ開いて出したら、そこだけしか見なかった。できることはこういうことしかない。

 ワルシャワは2度目である。1980年にアルバニアを除く東欧を周った。東ベルリン(東ドイツ)からワルシャワには列車で入った。ベルリンの壁があった時代である。

 当時の東欧は、入国、出国にひたすら労力を使った。ユーゴスラビアを除くすべての国のビザが必要だった。鉄道チケット分の料金のみの両替レシートが必要だった国もあった。そういう場合は、駅でチケットの料金を書いたものをもらい、銀行でその分だけを両替をし、そのレシートを駅に提出し、両替した分の現地通貨でチケットを買うのである。土日や午後の遅い時間の銀行が閉まっているときにぶつかれば終わりである。

 そういう時代に、どうやって旅をしていたのかうまく思い出すことができない。サイズの小さいガイドブックのなかの下半分くらいに、たとえばソフィア全図が載っており、大きな道路だけが白地図みたいに記されていた。役に立つかどうかは問題ではなかった。それしかなかった。数軒のホテルは住所しか記載されていなかったが、その住所を地図内で見つけることは不可能だった。しかしそんな情報など端から無視していたので不便を感じなかった。ホテルは駅前で見つけるものと相場が決まっていた。そうしなければどこにも泊まれなかったからそうしたのである。東欧の通貨のすべてを他国で手に入れることはできなかった。首都の駅では問題なかったが、国境を越えたあとのどこかの駅で下車した場合、両替をすることができるかどうかわからなかった。たとえばブラチスラバ駅(当時のチェコスロバキア)は国境の駅のくせに、そもそも両替所はなかった(この街が、まさか一国の首都になるとは)。

 観光スポットとホテルが1枚の地図に載っていることに地図の進化を感じている。遠い国の路線バスの発車時刻があらかじめわかっていることに感心しているし、スマートフォンでホテルの予約ができることは奇跡に近いと思っている。
 
 変わっていないのは、ホテル予約をしていない街に深夜に着いたときの不安感ぐらいかもしれない。

 旅のスタイルは少しずつ変わってきた。旅行者一般の話ではない、私の話である。ホテルの予約率は年々高くなってきた。これも私のことである。予約をしたほうが安い場合はあるが、同じ場合もあり、高い場合もある。高い場合はホテル予約サイトの手数料が乗っているということなのだろう。

 ホテルを予約していくことに、少なからず「負けた」感覚がある。何に負けたのかはわからない。自分に負けたわけではないだろう。強いて言うなら「旅に負けた」ということかもしれない。ホテルの予約をするということは、何月何日にその街に行くことを決めることになってしまう。旅の内側にある、旅のもっともよい部分、旅のさなかにいてもっとも旅を感じる部分、つまり「流れる感じ」「流していく感じ」のどこかを強制的にピン止めするのがホテルの予約である。一度ピン止めすると、キャンセル料の発生や手続きの面倒くささによって、ピン止めは固定されてしまう。このピン止めは、なし崩し的に旅を安定させてしまう。もちろん旅人はそのことを自覚している。

 2013年の旅の中盤まではピン止めをしていない。まだ頑張っていた。その旅の終わりのほう、つまりマレーシアやフィリピン辺りからホテルの予約をやり出した。航空券の予約をするケースが増えたことがきっかけになった。

 2014年の旅はホテル予約サイトを使ったり使わなかったりしていた。ギリシャの島や旧ユーゴスラビアの民泊がある場所では予約サイトを使っていない。中央アジアやアラビア半島の国々では予約をしたりしなかったりである。

 南太平洋の旅は80%以上を予約した。料金の安いところがあれば予約し、高いところしかない場合は現地で探すといったふうにした。それはそれで正解ではあったが、そういう理屈を付けてみても、より合理的なピン止め理由を探し出したに過ぎない。

 しかし世界は捨てたものではない。ピン止め旅を避けることができないのなら、それができないところに行けばいいだけだ。世界はピン止めさせないところをかなり残している。アフリカ、南米、アジアの田舎。それは私がまだギブアップの宣言をしなくていいということでもある。

 空港のATMで、80ズウォティ(ポーランド通貨)を引き出した。リュックがなかなか出てこない。いつかロストバゲッジになると覚悟をしている。今日かもしれないと思ったが、最後のほうで出てきた。

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 空港ビルを出たところに175番のロングバスが停まっていた。中心部に行くにはバスのほうが便利であるが、地下鉄で行くことにした。空港連絡線は、そばを走っている近郊路線をひと駅分だけ空港に引き入れただけである。関西国際空港や宮崎空港のように。

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 クレジットカードでチケットを買った。75分券で4.4ズウォティ。

 ワルシャワ・ショパン空港は、都心から比較的近くにある。

 ワルシャワの中心部には、長距離列車が発着するワルシャワ中央駅(ワルシャワ・ツェントラルナ)と、近郊路線が通るワルシャワ都心駅(ワルシャワ・シルドミエシツィエ)がある。

 空港駅から出る路線は3つある。S2はワルシャワ都心駅に停車し、S3とKMLのふたつはワルシャワ中央駅に停まる。しかし2つの駅は50mほどしか離れてないので、ワルシャワ中心部に行く旅行者の場合、どれに乗っても問題はない。S2とS3は1本のホームの両側に止まっている。S2が出たあとだったので、S3に乗った。S2は1時間に2本、S3は1時間に1本の頻度で発車している。

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 最初にとまどうのはチケットの種類である。時間制限を知っておく必要がある。75分券より短い時間の券があったはずなのだが、慌てて買ってしまった。自動券売機は3つしかなく、後ろに人が並んだのでゆっくり確認するわけにはいかなかった。

 単一料金券は1回のみ有効な切符である。下車前途無効というのはJRなどと同じだが、120分の制限時間が設けられている。

 1日券と3日券のフリー切符もある。有効期間内なら何回でも乗り降りが自由なきっぷなのだが、注意すべきは時間である。1日券は24時間有効なのでわかりやすいが、3日券は、使用開始から3日目の23:59までが有効(72時間有効ではない)となっている。市の中心部はエリア1で、郊外がエリア2である。旅行者はエリア1で間に合うようである。ちなみにトラムは全てエリア1の範囲内である。

 いつまでワルシャワにいるのか、どれくらい乗るのかといったことがあらかじめ頭に入っていないと効果的なチケット購入ができない。

 20分ほど乗って、ワルシャワ中央駅に着いた。

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 ワルシャワ発のタリン(エストニア)行きのバスを日本で予約してきた。そのバスの乗り場を確認しておこうと思ったが、なかなか見つからない。WARSAW,DW,CENTRALNY,04を探せばよいのだが、20番台(おそらく市内バスの乗り場)をすぐに見つけることができたが、0番台がないのだ。20分ほどうろうろして3人ほどに尋ねながらたどり着いた。

 さて今日やることはなくなった。駅前を歩いてみた。寒いが、耐えられない寒さではない。体感的には、この時期の韓国より寒くはない。一部の道路に雪は少し積もっているが、大したことはない。冬の降水量は多くない。

 ワルシャワは曇天である。15:30、まだ日は暮れていないが、外はすでに暗い。イルミネーションは映えるが、寒々しく寂しい感じは否めない。

 一番目立っていたのは文化科学宮殿だ。ワルシャワ駅の外観は近代的だった。

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 旧市街に行くのは止めた。日照時間を考えながら、動かなくてはならないことを痛感した。

 ワルシャワ中央駅の北側にあるショッピングセンターのなかを歩き回った。4階に大きなフードコートがあった。そのなかのThaiWOKで食事をした。ここに着くまで、5、6店に入ってみたが、コンセントを使わせてくれるところはなかった。中央アジアでもインドでも旧ユーゴスラビアの国々でも、その旨を伝えれば、必ずコンセントの近くに坐らせてくれた。ワルシャワのカフェやレストランの、客席の近くにコンセントのあることは多くない。一方、Wifiはかなり使える。ワルシャワ中央駅周辺やショッピングセンター内ではパスワードフリーで簡単につながる。

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 フードコートと同じフロアにコンセントを見つけた。そこは過酷な、電力の発生現場だった。自転車を漕ぐことによって、電子機器に充電できるという設備だった。運動不足解消を目的としたものらしい。10分間ペダルを漕いだ。♪自転車全力でペダル漕ぎながら・・♪を口ずさむことはなかった。パソコンの充電の数値が1%アップした。2度とやらない。

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 ついにコンセントを見つけた。駅のなかにあるサブウェイに2つあった。カフェラテを注文し、充電を始めた。旅先ではパソコンをコンセントにつなぎ、カメラとスマートフォンはパソコンからUSBで充電している。パソコンを起動させないとカメラとスマートフォンに電気が流れないので時間はかかるが、持っていくケーブルを少なくすることができる。荷物が少しだけ軽くなる半面、パソコンが故障するとカメラとスマートフォンの充電ができなくなる。

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 ポーランドの電圧は220Vである。充電速度が少し速い気がする。パソコンだけでなく、カメラ、スマートフォンの充電を100%にすることができた。タリン行きのバスにはコンセントがありWifiも使えるようだが、仮に壊れていても、準備は整った。

 23:00前、WARSAW,DW,CENTRALNY,04のバス停に着いた。4人のポーランド人がいた。ヴィリニュス(リトアニア)に行くらしい。

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 予約したバスはベルリンからやって来る。ベルリン、ワルシャワ、ヴィリニュスと走る。ヴィリニュスで乗り替え、リーガ(ラトヴィア)経由でタリン(エストニア)まで行く。タリンまで35ユーロ。

 そもそもリュクスエクスプレスのバスを予約したはずなのに、印刷したものにはシンプルエクスプレスのチケットになっていた。以前、エアアジアのフィリピンの国内線を予約したときも同じことがあった。印刷したもののロゴはゼスト・エアウェイズとなっていた。

 予約したあとで少し調べてみた。リュクスエクスプレスには4種類の座席ランクがある。路線によって、バスの種類によって、席によって料金が異なるようだ。

 LuxExpressLounge
 LuxExpressSpecial
 LuxExpress
 SimpleExpress

 私はSimpleExpressを予約したので、印刷した用紙にリュクスエクスプレスの文字はなく、シンプルエクスプレスとなったのだろう。

 リュクスエクスプレスには、ワルシャワ・ショパン空港からタクシーを利用する乗り継ぎ方法もある。空港から指定されたタクシーでバス発着場まで行き、そこでバスに乗り継ぐことができる。この場合のタクシーは空港での出発時刻が決まっており、ちょうどよい時刻にバスの発着場まで運んでくれる。今日これを利用した場合は、空港で9時間ほど時間をつぶさなければならなかった。タクシー料金は、通常のタクシー運賃の3分の1ぐらいになるが、もちろんバスや地下鉄よりは高い。

 23:00前にシンプルエクスプレスはやってきた。

 ベルリンから乗ってきた乗客の何人かが降りた。7、8人が乗車したが、バスは30%ぐらいの乗車率である。2席分使えるようだ。Wifiは問題なく使えるし、コンセントはある(2人に1つ)。トイレも付いている。座席は広くはないが、日本の、一般的な夜行高速バスよりはゆったりしている。
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Comment

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Maxさん。

ハマド国際空港はすばらしいです。大成建設の作品だったとは初めて知りました。
大成建設さん、すばらしい仕事です。

ニューカレドニアのヌメアの空港はもう少し小さいのですが、斬新でした。

バルト三国、物理的に寒いです。冬のヨーロッパを完全になめてしました(笑)
2016年01月08日(Fri) 01:49
編集
寒中お見舞い申し上げます

新ドーハ空港であるハマド空港は大成建設の作品のハズです
とても大変な工事だったと噂で聞いてましたが、立派な空港のようですね

バルト三国もマイナスオーラが出ます
リガでナチが行った悪行三昧を思い出しますが、プラスのオーラ期待しております
2016年01月07日(Thu) 20:42












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